コルトラリーアートバージョンR

FFモデルのスポーツモデルといえば2ボックスボディを持つシビックが有名ですが、それよりももっと過激なFFスポーツモデルが過去に存在しました。それが三菱のコルトラリーアートバージョンRというモデルです。

 

このモデルは2002年から2012年まで発売されていたZ21系コルトをベースにして作られたスポーツモデルで、4G15型1.5リッター直列4気筒DOHCターボエンジンを搭載したコルトラリーアートを更に過激にしたモデルで、エンジンこそ同じ形式のものを使っていますが、パワーは154psから163psへとパワーアップされ、サスペンションも専用のものを採用、ボディ剛性もレーシングマシンに行われることが多いスポット増し、要するにスポット溶接の箇所を増やすといった工程を行うことで強固なものとしました。

 

デザインもブラックアウトを多用し、フロントバンパーには大型のインテークを廃し、ボンネットにもクーリングのためのアウトレットをもうけ、かなりスパルタンなイメージを持たせていました。

 

163psというパワーははっきり言って前輪2輪だけで制御することはかなり難しく、それこそラフにクラッチを繋いでしまったり、アクセルペダルの踏み方を雑に行うと簡単にホイールスピンを起こしてしまうほどでした。

 

ターボエンジンですので、チューニングベースとして使われることも多く、200psを軽く超えるものがたくさん存在するようです。

 

この車がここまで過激な車になってしまったのには理由があります。

 

このモデルはもともとランサーエボリューションの後継モデルとしてWRCに参戦するものとして開発がされていたのですが、三菱がWRCの参戦を取りやめたため、開発中のこのモデルの行き場無くなってしまったため、急遽、コルトのスポーツバージョンとして発売することになったのです。

 

ですからこの車は根っからのコンペティションモデルなのです。これを買うには現在のところ中古車市場で探すしかないのですが、過激なモデルが好きな方にはピッタリな車だと思います。